酷道439 (こくどうよさく)
2008.02.14
大正町の『無手無冠』から四万十市の『藤娘酒造』に向かう。国道で一本道、約35km、普通の運転なら1時間弱で到着。でも皆さん、これから60分、あなたの目はあなたの体をはなれて、この不思議な時間へと入っていくのです。
まず国道439号線とは、徳島市から四国を対角線で横断して四万十市に届く総延長340kmの、四国では最長の国道である。同時にここは『国道439』ではなく『酷道与作』として全国的に有名。最近、『日本3大酷道』の一つに指定されたようだ。
その西の端の難所『杓子峠』がこの区間にある。まずは『無手無冠』さんを出発してすぐに439号に合流。走行3分で車線は速やかに往復一車線となる。そして、このままこれから『杓子峠』を越える17km区間は対向車が交差出来ない道が続く。さすがにダートはないものの、写真のように「ガードレールは無い!」ので対向車が来たら命がけ。 でもうまくしたもので、この17km区間で出遭った車は所要45分間で3台だけ。・・・っていうのも「国道」にしたら異常でしょ?交差するのが夜間だったら確実に脱輪・遭難です。
『杓子峠』を走破したらあとの18kmは立派な一般道が四万十市内まで続きます。それでもこの『無手無冠』〜『藤娘』間35kmの区間で信号らしきものはわずか3機でした。
出来れば『JR四国予土線』と『土佐くろしお鉄道』とで行きましょう。どうしても車で行きたい人でも、引き返して56号線を走った方が結果的には近道です。私のように、悪路大好き、「国道」の真ん中で昼寝している野生の鹿の親子に出会う(これも国道439です)のに感動する・・・なんて変な趣味の人だけが通ってもよい道です。
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「いきなり看板 国道です。念のため。」
「いきなり看板 国道です。念のため。」
「一応、国道の標識が」
「一応、国道の標識が」
「とうてい交差が無理な道が延々と続く」
「とうてい交差が無理な道が延々と続く」
「あると思うなガードレール」
「あると思うなガードレール」
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