レストランあおぎの「つがにうどん」
2007.12.29
最初に言っておくと「つがに」とは「もずくがに」の土佐での呼び方。簡単に言うと、あの「上海蟹」と同じものである。これが夏からの秋にかけての西土佐では川にウジャウジャいるという。
「なにせ趣味は食べ歩きですから」と『高知酒造』の次代当主の松村さんご夫妻が推薦してくれたのが、仁淀川沿いを蔵より5分程下ったところにあるドライブイン『あおぎ』。朝早かったので、空いていた店内のメニューを見ると、何じゃこりゃ〜?
カレーライス、やきめし、ラーメン・・・と定番が続くメニューの最後尾に
・つがにうどん・そば(夏〜秋期)
・つがにラーメン(夏〜秋期)
(そしてとどめに)
・つがにそうめん(夏〜秋期)
これは凄い、ちょっと香川では食べれんわと、早速「つがにうどん」を注文。待つこと10分、出てきたのを見ると、うどんの上に茹でた「つがに」がそのまま1杯丸々放り込んであるだけ(面白過ぎて写真撮るのを忘れました)。食べてみると、やっぱりうどんに茹でガニを載せたそのまんまの味しかしない。これならわざわざうどんに入れる必要もないんでは・・・と思うが、うどんはともかく蟹は身もたっぷりで美味しいので文句なし。いやぁ、さすがに清流仁淀川ともなると料理に野趣もありますなぁ・・・って言うかどこまでもいっても野趣だけのような気もするが、これを川を眺望できる屋外のテラス(元物干し場?)で食べると、凄く気持ちが豪快になりました。
お金を払って出る際に、出口に魚籠が置いてある。覗くとさっき獲れたばかりのような「つがに」が10数杯ゴソゴソ動き回っている。
「おばちゃん、これ売りもんなん?」
「1杯500円。容れもんはあるか?逃げ出したら捕まえられん。」
う〜ん、本日中にここから室戸方面に6蔵を訪問して阿南廻りで高松に日帰り予定。後ろ髪を引かれるようでしたが、あっちこっちと「つがに」が逃げ回る車中で泣きながら長距離運転している自分の姿を想像して、また今度にしました。
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「レストランあおぎのファサード」
「レストランあおぎのファサード」
「初めて見ると愕然とするメニュー」
「初めて見ると愕然とするメニュー」
「テイクアウト用つがに」
「テイクアウト用つがに」
「仁淀川をのぞむテラス」
「仁淀川をのぞむテラス」
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