思いついたらおうちの近くから。さあ出かけよう。四国の酒蔵88箇所巡礼の旅


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第二十一番酒蔵札所 「入鶴 近清酒造」
住所: 徳島県阿南市山口町森園103-1
TEL: 0884-26-0053
営業時間: 不定休。蔵見学不可。

[人生いろいろ]

 海岸線にある阿南の市街地より、高知に向かう国道195号線に入り10kmも走ると、景色はすっかり山の中になります。空気も澄んで肌寒く、この先は行けども行けども山、山、山。ここ阿南市山口は、文字通りそんなところにある農業の町。昔から筍と山桃が名産です。米も豊かで南阿波山系の伏流水にも恵まれ、醸造の条件も揃っておりました。『近清酒造』は、そんな集落で1851年創業された老舗で、現社長で7代目となります。
 近清社長は、阿南市ではなく実は県北の板野郡の生まれ。酒造機械メーカーの会社に就職したが、縁あって『近清』の蔵に「入り婿」として入ったそうです。ご自分の意思で蔵に入っただけに、酒造りに対しては真摯で頑固一徹。「飲む人に造り手の思いが伝わる酒」を目指しているそうです。
 人生色々、作り手も色々、飲み手も色々、いろんな想いが交錯しながら酒が愛飲されています。

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「山口地区の集落」
山口地区の集落

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「酒蔵入口」
酒蔵入口

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「近清社長」
近清社長
酒蔵さんから
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ナカちゃん追悼パン食い競争
2008.03.02

 一時、『多摩川のタマちゃん』と並んで全国的な話題となった『那賀川のナカちゃん』。ナカちゃんが亡くなったのは平成18年8月27日。町ではその死を悼み、葬式ならぬ「パン食い競争」を行ったという。(笑)

 2年近くたった今では、記憶の彼方に消え入りそうな話だが、那賀町の住民にとっては未だリアルタイムな話題である。何と!那賀町では今なお、『ナカちゃんまんじゅう』『ナカちゃんもろみ』等のキャラクター商品が『道の駅 阿南市那賀川』などで主力のお土産物商品として売られている。盆踊りにはいまだに『ナカちゃん音頭』を流して盛り上がり、新たに地元小学生の子供たちの合唱で『ナカちゃん 君は』という追悼メモリアルソングまで制作してCD化、販売している。何と、このCDの初回プレス版は、発売日を待たずして予約だけ売り切れてしまったそうだ。(驚愕)

 那賀町の人達にとっては、亡くなってもなお、『ナカちゃん』は町興しのシンボルなのである。そこが、『タマちゃん』とは決定的に違うところ(かどうかは確認していないが・・・)。
 日頃、話題の少ない那賀町にとって、『ナカちゃん』の死さえも「パン喰い競争での弔い」と「追悼CDの制作」いう話題を提供する、貴重なイベントの材料となってしまうのであった。恐るべし!那賀町のみなさん。
 


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「那賀川河川敷にある『ナカちゃん追悼の碑』 このあたりは今でも市民の憩いの場である。」
「那賀川河川敷にある『ナカちゃん追悼の碑』 このあたりは今でも市民の憩いの場である。」 クリックすると拡大します
「生前に贈られた阿南市長からの表彰状」
「生前に贈られた阿南市長からの表彰状」 クリックすると拡大します
「ナカちゃんの住民票 備考欄が思いっきり口語体 (笑)」
「ナカちゃんの住民票 備考欄が思いっきり口語体 (笑)」 クリックすると拡大します
「ナカちゃん合唱曲 『ナカちゃん 君は』 泣かせる題名。」
「ナカちゃん合唱曲 『ナカちゃん 君は』 泣かせる題名。」 クリックすると拡大します
「数あるナカちゃん商品のうちでも、ナカちゃんとの脈絡が一番不明な、『ナカちゃん もろみ』」
「数あるナカちゃん商品のうちでも、ナカちゃんとの脈絡が一番不明な、『ナカちゃん もろみ』」
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