偽りの『市川バナナ店』
2008.01.20
「道後で凄いところというと、あそこでしょう。」と水口社長が即座に教えてくれたところは、蔵から歩いて30秒。名前は『市川バナナ店』。看板には大きく『買ったあなたが得をする市川バナナ店』と、ケバケバしい黄色で、これでもか!と言わんばかりに書かれている。商人の鏡のようなキャッチフレーズ。
この店のどこが凄いかと言うと、これほどまでに『バナナ店』と大きく謳っているのにも拘わらず「バナナは殆ど置いていない」ということ。どっからどう見てもただの八百屋さん。実際に、バナナは4籠ほどしか並んでいない。店員さんに「バナナ屋さんなんですか?」と訊いても「違います。」とあっさり答えられた。(笑)
果たしてその正体は何か?
聞けばその昔、バナナは高級品であった。そこで一計を案じた店主は「高級そうに見せる」為に自分の店に『バナナ店』と名付けたということらしい。・・・く、くだらない理由。今の時代なら完全に偽装じゃないの?
「でもお客さんは全員、うちがバナナ屋ではないことは知ってますから。」 とあっけらかんとしたもの。くぅ〜!まぁいいでしょう。誰も迷惑してないし。道後の人々は、単なる事実よりもイメージを重んじる感覚を持っているようです・・・と無理矢理まとめさせて頂きますね。確かに凄いわ。(涙)
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「裏通りの店舗ファサード」
「裏通りの店舗ファサード」
「『市川バナナ店』の看板 バナナの模様入り」
「『市川バナナ店』の看板 バナナの模様入り」
「どう見てもただの八百屋」
「どう見てもただの八百屋」
「申し訳程度に置いてあるバナナ」
「申し訳程度に置いてあるバナナ」
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