思いついたらおうちの近くから。さあ出かけよう。四国の酒蔵88箇所巡礼の旅


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第一番酒蔵札所 「鳴門鯛 本家松浦酒造場」
住所: 徳島県鳴門市大麻町池ノ谷柳ノ本19
TEL: 088-689-1110
営業時間: 月曜〜金曜の9時から18時受付。土・日・祝日休。蔵見学は要事前予約。

[180度の転職]

 酒蔵巡りの1番は「元祖」四国霊場1番札所霊山寺のお向かいにたたずむ『本家松浦酒造場』。
 このあたりは大麻地区といい、警察署の前で音読みで大きな声で読むのがはばかられる名前ですが、実は「オオアサ」と読み、もともとは阿波忌部一族の興した郷です。水路が集まる町として昔から吉野川上流からの米や産物の集積地でした。松浦家も酒造を手がける前(江戸中期まで)は、水路を巡る舟の運送業をしていたということです。(もとはといえばなんと戦国時代の九州の水軍に祖を遡るらしい。)このあたりは阿讃山脈からの水とこの豊富な物資とで酒や味噌・醤油等の醸造業者が集まっていましたが、今はお酒はここ一軒になってしまいました。昔から鳴門は特産品のワカメの他に渦を巻くほど激しい潮流にもまれて育った鯛が名物。蔵の名前と真っ赤な鯛のマークはここからもらっています。
 10代目蔵元の松浦素子(まつうらもとこ)さんは女性社長。学校を卒業して就職したのは徳島に本社をおくIT企業「ジャス●システム」。ここを天職と定めていたが、東京便の飛行機の中で偶然会った兄(先代9代目蔵元)の話に啓発され、人生の転機とばかり、酒造りの実家に帰ったということです。その後、研究者肌である9代目のお兄さんは、醸造技術を開発する会社を設立し、蔵の方は妹に任せて「うまいことにげた(妹談)」らしい(笑)。
  実家の仕事ではあったが、子供のころはスチュワーデス(今でいうとCA)になりたかったというくらい、女子である自分が継ぐことはまったく想定していなかったので、まだまだ酒造りの奥深さは勉強中で、社員さん達と杜氏である弟さんの助けで頑張っています・・・ということ。
  今までお世話になってる地元の人にも、まだ日本酒を知らない海外の方にも理解してもらえる酒を造りたい。酒蔵にぜひ遊びに来てほしい・・・と、夢見る心は乙女のポリシー(すいません。言い過ぎました。笑)であります。

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「蔵の白壁沿いに歩くと立派な門構えの玄関がある。」
蔵の白壁沿いに歩くと立派な門構えの玄関がある。

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「お兄さんのあとを継いだ10代目蔵元松浦素子さん。」
お兄さんのあとを継いだ10代目蔵元松浦素子さん。

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「蔵と阿讃山脈の峰々。見えている範囲、すべて自社の酒蔵と親戚の醤油蔵である。」
蔵と阿讃山脈の峰々。見えている範囲、すべて自社の酒蔵と親戚の醤油蔵である。

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「蔵の屋根の梁に今も残る滑車。古すぎていつのものやらわからない。」
蔵の屋根の梁に今も残る滑車。古すぎていつのものやらわからない。

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「蔵の敷地内の居宅の床の間に飾られている「鳴門鯛」の掛け軸。」
蔵の敷地内の居宅の床の間に飾られている「鳴門鯛」の掛け軸。
酒蔵さんから
鳴門鯛の蔵開
2011.10.21

11月12日(土)10時から15時に「鳴門鯛の蔵開き」を開催いたします。
限定酒を試飲できる「ふるまい酒」や「利き酒」、約200年前に建立された国登録有形文化財指定の蔵をガイドがご案内いたします。
今年は、松茂町の人気カフェ「ろうそく夜」の出張カフェ、ハンドメイド小物の展示販売も。
餅つき、樽巻き、輪投げゲームなどもございます。
入場無料、お土産もご用意しております。ぜひお気軽にお越しください。
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鳴門鯛の蔵開 2011.10.21

鳴門鯛の蔵開 2011.10.21

鳴門鯛の蔵開 2011.10.21

鳴門鯛の蔵開 2011.10.21

鳴門鯛の蔵開 2011.10.21

鳴門鯛の蔵開 2011.10.21

鳴門鯛の蔵開 2011.10.21

鳴門鯛の蔵開 2011.10.21

鳴門鯛の蔵開 2011.10.21

鳴門鯛の蔵開 2011.10.21

鳴門鯛の蔵開 2011.10.21

鳴門鯛の蔵開 2011.10.21

鳴門鯛の蔵開 2011.10.21

鳴門鯛の蔵開 2011.10.21

鳴門鯛の蔵開 2011.10.21

鳴門鯛の蔵開 2011.10.21

鳴門鯛の蔵開 2011.10.21

鳴門鯛の蔵開 2011.10.21

鳴門鯛の蔵開 2011.10.21

鳴門鯛の蔵開 2011.10.21

鳴門鯛の蔵開 2011.10.21

鳴門鯛の蔵開 2011.10.21

鳴門鯛の蔵開 2011.10.21

鳴門鯛の蔵開 2011.10.21

鳴門鯛の蔵開 2011.10.21

鳴門鯛の蔵開 2011.10.21

鳴門鯛の蔵開 2011.10.21

鳴門鯛の蔵開 2011.10.21

鳴門鯛の蔵開 2011.10.21

鳴門鯛の蔵開 2011.10.21

鳴門鯛の蔵開 2011.10.21

鳴門鯛の蔵開 2011.10.21

鳴門鯛の蔵開 2011.10.21

鳴門鯛の蔵開 2011.10.21

鳴門鯛の蔵開 2011.10.21

鳴門鯛の蔵開 2011.10.21

鳴門鯛の蔵開 2011.10.21

鳴門鯛の蔵開 2011.10.21

鳴門鯛の蔵開 2011.10.21

鳴門鯛の蔵開 2011.10.21

鳴門鯛の蔵開 2011.10.21

鳴門鯛の蔵開 2011.10.21

鳴門鯛の蔵開 2011.10.21

鳴門鯛の蔵開 2011.10.21

鳴門鯛の蔵開 2011.10.21
近くの穴場情報
やっぱり誰か行って見てきてくれ  『猿の墓・猟師の墓』  その2
2008.03.28

(2007年10月30日 誰か行って見てきてくれ 猿の墓・猟師の墓  その1より続く  右下の一言集よりリンク)

 昨年の秋に第1番札所『本家松浦酒造場』の「本日の一言」欄で、紹介はしたものの、終ぞ辿り着けなかった大麻の『猿の墓・猟師の墓』。
それっきり、誰も行って見てきてくれないし(当たり前か・・・笑)、春分の日も過ぎて暖かくなってきたので、暇を見つけて、今度は車ではなくオフロードバイクでアタックしに行きました。

 まずは、くだんの『星越峠』のバリケード。バリケード右側の大石の脇をギリギリに乗り越えて突破。続く約3kmの林道ダートコースを走り、バリケード2門を同じように越えて、『猟師の墓』へ到達。何はともあれ手を合わせてから墓碑を読むと、
@昔、大麻山に人語を話す巨猿がおり、手下の猿を率いて人里に危害を加えていた。(まるで、お釈迦様に罰せられる前の斉天大聖孫悟空)
A世の為人の為、その巨猿を退治しようと、播州(今の兵庫県)のある勇敢な猟師が乗り込んだが、逆に返り討ちに遭い、食い殺されてしまう。
Bそれを悲しんだ猟師の弟が、苦心の末遂に巨猿を倒し仇を討つ
C里の人たちは、この猟師と巨猿を共に手厚く葬り奉ったところ、その後よく疫病から民を救ってくれたという。
と記されてあった。
鬼退治した桃太郎だけではなく鬼の方も奉るというところが、昔の大麻の人の信心深さを物語っているようだ。

 『猟師の墓』を後にして、なお1km弱ほど林道を上ったところに、4つ目のバリケード。ここは人力が二人分ないとバイクで抜けるのはどうも無理みたいである。やむなく徒歩に切り替えて、なお1kmほど登る。オフロードバイク用のブーツは膝まであり、坂道を歩き難い。汗だくになって天円山山頂の『天の峰神社』の鳥居を過ぎたところに、『猿の墓1km』の案内看板があった。見ると、急坂で険しい獣道が下に向かっている。ためしに少し降りてみるが、益々道は険しくなり、この時点で時刻は午後4時30分。『星越峠』からここまでがバイクと徒歩とで約1時間。ここからこの獣道1kmを約1時間で往復するとしても、途中で日はどっぷりと暮れてしまうだろう。ここはきっぱりと諦めて引き返すことに・・・。言っておくが、決してしんどくなってくじけたのではない。(笑)
 ああ、やっぱり誰か行ってきて見てきてくれへん?

(2008年4月15日 「その3」に続く 右下の一言集よりリンク)


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「『星越峠』のバリケードを突破 (ごめんなさい)」
「『星越峠』のバリケードを突破 (ごめんなさい)」 クリックすると拡大します
「『猟師の墓』の墓碑」
「『猟師の墓』の墓碑」 クリックすると拡大します
「『猟師の墓』」
「『猟師の墓』」 クリックすると拡大します
「天円山山頂付近にある『猿の墓』への案内板 かなり険しい獣道」
「天円山山頂付近にある『猿の墓』への案内板 かなり険しい獣道」 クリックすると拡大します
「天円山山頂付近から、『松浦酒造』方面を望む (2007年10月30日ひとこと欄の写真を反対に山側より撮る)」
「天円山山頂付近から、『松浦酒造』方面を望む (2007年10月30日ひとこと欄の写真を反対に山側より撮る)」
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